解体工事を依頼するには、大まかな解体工事の流れを把握することが重要になります。
解体工事では、工事の御見積依頼から工事完了まで1~2か月程度掛かります。
解体工事の大まかな流れは次のようになります。
- 各種届出
- 解体の事前準備
- 外構の解体
- 屋根や内装の解体
- 基礎を含む建物本体の解体
- 整地・清掃
- 建物滅失登記
各種届出
解体工事前には、届出しなければなりません。
解体工事で必要な届出には次のようなものがあります。
- 建設リサイクル法の事前申請
- 建設工事計画届
- アスベスト除去に関する届出
- 道路使用許可申請
基本的には、解体業者が届出を行います。
しかし業者や届出によっては、依頼主がしなければならないものもあるので、解体業者に相談しながら進めましょう。
解体の事前準備
解体工事の事前準備としては次のようなことがあります。
- 近隣への挨拶まわり
- ライフラインの停止・撤去手続き
- アスベストの調査
解体工事では、騒音や振動・粉塵など近隣へ迷惑が掛からないように対策を考える必要が重要です。
事前に、近隣へ挨拶して粉塵等の飛散養生や解体工事に理解してもらうことが大切になります。
基本的には、解体業者が挨拶回りをしますが、依頼主も一緒に挨拶することをおすすめします。
また、解体工事前にはライフラインの停止・撤去が必要になります。
- 電気、ガス、電話
- インターネット
- セキュリティサービス
契約会社に連絡し、コラらの停止手続きをしておきましょう。
また、ライフラインは停止だけでなくケーブルなどの撤去まで必要なので、依頼時に解体に伴う撤去も依頼することが必要になります。
停止・撤去には1週間ほど掛かるので、早めに手続きをするようにしましょう。
ただし、水道に関しては解体工事で必要なので停止してはなりません。
解体工事前までの費用の清算だけをしておくようにしましょう。
築年数の古い住宅などではアスベストが使用されている場合ことがあります。
アスベストは、解体工事で飛散することで作業員や近隣住民への健康被害が懸念されるため、特別な処理が必要です。
2006年以降はアスベストの使用が禁止されていますが、それ以前の建築物では使用されている可能性があるので、事前に調査が必要になります。
調査の結果アスベストが含有している場合、追加料金が発生する可能性があるので注意していきましょう。
次回では実際に解体工事の作業手順を詳しく説明して参ります。
広島市、安佐北区、安佐南区、東区、南区、西区、広島県内の空き家、お家の建替えに伴う解体工事は解体ハウスメーカーまでお気軽にご相談ください。